稲荷絵地図29社巡り

神田森富士・神田山

柳森神社の神田森富士



【行程】 1/15(月)快晴 [たまプラーザ7:44=(東急・JR)=東京(大手町)8:57/10:19=(東京メトロ)=湯島10:23−湯島天神(鳥つね)10:42/11:35−亀住稲荷11:50−花房稲荷12:08−柳森神社(神田森富士)12:25−山と風12:48/13:08−草分稲荷13:14−清水扇稲荷13:23−藍染稲荷13:34−繁栄お玉稲荷13:58−熊谷稲荷14:08−明徳稲荷14:14−豊川稲荷14:23神田14:36=(JR)=東京14:28(ステーションH泊り)]
1/16(火)快晴[東京8:40=(JR)=神田8:42−御宿稲荷8:52−木下事務所9:00/9:52−佐竹稲荷9:55−大柳稲荷10:02−一八稲荷10:10−真徳稲荷10:15−豊川稲荷10:34−栄寿稲荷10:39−三崎稲荷11:22−後楽園H11:32/13:00−カトリック神田教会13:14−山の上H13:35−太田姫稲荷13:44−幸徳稲荷13:50−松尾稲荷14:25−豊潤稲荷14:32−延寿稲荷14:37−出世稲荷14:44−講武稲荷15:09−浦安稲荷15:32−三宿稲荷15:35−末広稲荷15:37−神田明神(神田山)15:42−御徒町16:12=(JR・東急)=たまプラーザ17:22]
【メンバー】 隊長、中村氏、男4、女11、シェルパ2

トラックレコード ○中村みつを氏の低山巡りツアーですが今回は少し毛色が違っています。神田の稲荷を巡る旅です。かって江戸城の周りには500もの稲荷があったということですが、神田にある29個所の稲荷を巡るとトラックが狐の形になるという旅です。このとんでもない旅を考えたのは木下さんという建築家の方です。



○東京駅に集合した登山隊はホテルに荷物を預け大手町から湯島を目指します。まずは湯島天神にお参りしてからスタートしましょう。とおころが少し早いのですが「鳥つね」で親子丼をいただきましょう。伝統の親子丼はうまかったけれど、本格的に歩き始める前に腹が膨れた〜











1【亀住稲荷】
亀住稲荷社を守る狐○まず亀住稲荷から参りましょう。狭い道をうねうねと進むとビルの合間の狭い敷地に鳥居がありました。赤い服を着た狐が両脇を守っています。ここでは管理する地元の方が説明をしてくれました。この人は寒いなか11時から待っていてくれたそうで(申し訳ない・・・)













2【花房稲荷】
花房稲荷○花房稲荷はとてもわかりにくい場所にあります。ビルの間の狭いくぼみにありました。赤い柵と石の鳥居の奥に小さな祠が鎮座しています。













3【柳森神社】神田森富士2m
神田森神社○秋葉原の駅を通り神田川を越えると柳森神社がありました。神社の入口の右手に小さな富士塚があります。千代田区で唯一の現存する富士塚のようです。低山徘徊がメインの隊長としては今回の旅の唯一の低山であり感激の対面です。でも登頂は無理のようでした(残念!)境内にはお約束の力石が並んでいました。











(山と風)
こごめ大福○次の稲荷に向かう途中に「山と風」の事務所に立ち寄ります。先週の金曜日に移転したばかりの新しい事務所です。あのサンリオが出発した縁起の良い場所だとか。おおいなる発展を祈念いたします。ここで秋葉原名物の「こごめ大福」をいただきます(もう腹いっぱい)






4【草分稲荷】
草分稲荷○公園の隅に小さな木々に囲まれた赤い鳥居があります。両脇には「正一位草分稲荷」の赤旗が何本も翻っています。とても綺麗に整備されたお稲荷さんです。












5【清水扇稲荷】
草分稲荷○ビルの合間に石の鳥居があります。その奥には赤い小さな鳥居がありますが、入口には鉄の柵があって侵入を防いでいます。奥にはとても小さな祠が祀ってありました。















6【藍染稲荷】廃止
藍染稲荷○残念ながら廃止になっていました。地元の方が往時の写真で説明してくれました。今ではマンション奥の自転車置き場となっています。地主がマンションを手放して稲荷も廃止となってしまったようです。











7【繁栄お玉稲荷】
繁栄お玉稲荷○お玉が池跡に建つ稲荷です。お玉が池保存会の手で大切にされているようです。赤い幟が両脇に簸るがえります。









8【熊谷稲荷】廃止
熊谷稲荷○廃止され今では民家が建っています。商売をしている事務所のような構えでした。











9【明徳稲荷】廃止
明徳稲荷○こちらは宝石の徳力本店の本社ビルとなっています。稲荷が無くなったのか敷地内に存命なのかは不明です。







10【豊川稲荷】
豊川稲荷○ビルに挟まれた小稲荷です。こちらは何回か消失しましたが、その都度復活しています。平成3年に今の場所に新しく造られました。地元の神田商栄講の手で守られています。神田からJRで東京駅に戻りステーションホテルで宿泊です。辰野金吾設計の東京駅が戦前の姿に復活したときにホテルもリニューアルされました。









11【御宿稲荷】
御宿稲荷○翌日は神田駅から歩き始めます。鳥居と社殿の柱が朱色の御宿稲荷は少しオシャレな外観です。耳の中が赤い狐が両サイドを守ります。











(木下事務所)
木下事務所○稲荷巡りを考案された木下氏の事務所を訪ねます。気さくなオジサンで話好き。予定の時間をはるかにオーバーしてしまいました。興味深い話に思わず釣り込まれてしまいます。ご縁があればまたお会いして話を伺いたいものです。
*稲荷絵地図巡りは36稲荷にバージョンアップしています










12【佐竹稲荷】
佐竹稲荷○木造家屋に隣接した社。石の鳥居の奥には小さな祠があります。祠には紫の幕がかかりそこには左右に日の丸の扇が架かれています。他の稲荷とは違った雰囲気です。昔佐竹氏の屋敷があったことから佐竹稲荷と呼ばれています。











13【大柳稲荷】
大柳稲荷○小さな一角に鎮座する稲荷です。左右の赤い服を着た狐がかわいい。















14【一八稲荷】
大柳稲荷○ビル脇の角地に祀られています。小さな祠に組み込まれた赤い鳥居。コンパクトに造られた社です。














15【真徳稲荷】
真徳稲荷○少し大きめの敷地に赤い鳥居が特徴です。両脇には紅白の「正一位真徳稲荷大明神」の幟がはためいています。















16【豊川稲荷】
豊川稲荷○変なビルの脇の狭い間口で奥の深い敷地にあります。細長い赤い鳥居が特徴的です。















17【栄寿(五十)稲荷】
五十稲荷○いま若い女性に大人気の稲荷です。11時から御朱印を開始しますが早くも行列が並んでいました。あまりの人気に隣にカフェを建設中でした。赤い鳥居の前には大きな提灯が架かりいい雰囲気を醸し出していました。イケメンの息子さんもいて非常に繁盛している稲荷でした。















18【三崎稲荷】
三崎稲荷○水道橋駅の南に大きな神社がありました。大きな赤い鳥居の奥には立派な社殿が建っています。社務所もあって本格的です。












19【太田姫稲荷】
太田姫稲荷神田カトリック教会○カトリック神田教会や山の上ホテルを観ながら小川町方面に歩くと太田姫稲荷です。ここにも大きな提灯が飾られていました。参拝客が何人もいて賑わいを見せていました。









20【幸徳稲荷】
幸徳稲荷幸徳稲荷○ビルの狭い階段を上がると幸徳稲荷が祀ってありました。二階の奥が集会所となっていて地元の名士の方が説明をしてくれました。熱いお茶までごちそうになり謝謝。















21【松尾稲荷】
松尾稲荷○丸い金属の鳥居と石の柵に囲まれた一角には大きな銀杏の木が何本か生えています。ちょっとアンバランスな組み合わせですがコンパクトに納まっているから不思議です。












22【豊潤稲荷】
豊潤稲荷○大ぶりな石の鳥居の奥には戸を閉めた祠がありました。格子戸から中が覗けます。












23【延寿稲荷】
延寿稲荷○赤い木の鳥居と両側の柵が特色です。それから一本の銀杏の樹が敷地に生えています。















24【出世稲荷】
出世稲荷○ビルの間に存在感のある稲荷です。朱色の鳥居と前面の柵。奥の社殿の前には狐が左右に控えます。












25【講武稲荷】
講武稲荷○秋葉原の西口にある稲荷です。メイド姿の女性もお参りにきていました。赤い鳥居の奥には10段ほどの階段があり祠へと導かれます。若者の集団と一緒に写真を撮りもう訳がわかりません。












26【浦安稲荷】
浦安稲荷○神田明神に着きました。まずは入口で甘酒を一杯。寒い風が吹いていますから温まります。参拝客で混雑する境内、流石は天下の神田明神です。まずは本殿のうしろにある合祀された稲荷を巡りましょう。 左手奥にある浦安稲荷からお参りします。こちらは人気がなく静かなものです。












27【三宿稲荷】
三宿稲荷○こちらは金毘羅大神と合祀されています。石造りの鳥居と落ち着いた色合いの祠です。












28【末広稲荷】
末広稲荷○大きな朱色の鳥居と社殿が派手な稲荷です。












29【神田明神】神田山23.6m
神田明神○江戸の守り神として名高い明神です。今回の稲荷巡りの番外としてお礼参りです。道中の無事を御礼して旅の締めといたします。ところが神田明神は神田山に建っているとのこと。江戸の造成で神田山を削った土で日比谷公園あたりを埋め立てたらしい。その跡地に神田明神が建てられたのです。ということで神田山をゲット。



○寒風が吹きすさぶ冬の二日間でしたが快晴の天気に恵まれて当初の目標を完全に達成することができました。いつもの低山巡りとは感覚が違いましたがそれなりに楽しむことができました。面白い企画 を立ててくれた「山と風」さんにはお礼の言葉をささげたいと思います。





       
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